関東支部論集第16号

特別講演
Notes de Cours de Roland Barthes : Le Discours amoureux, Comment vivre ensemble Claude COSTE 1
研究発表
言語の不在、言語の過剰―ジョルジュ・バタイユ『内的経験』の構造に関する一試論 石川学 21
モーリス・バレスと「根をおろす」芸術 泉美知子 35
ルソーにおける男性性と女性性―暴力性の彼方へ 井上のぞみ 51
フランス演劇における唖者と演劇美学の変容(1799-1853) 浦山健太郎 65
ランボーとファンテジー―「わが放浪」と二通の書簡をめぐって 岡部杏子 77
トリスタン・コルビエールにおける韻律の分析 小澤真 91
ラブレー『第四之書』における描写―メダモチ島とカレームプルナンをめぐって 上代 101
レ・ミゼラブル』と革命 数森寛子 117
プルースト滞在のヴェネツィアのホテル 菊池博子 131
「voir+目的語名詞句」の意味構造 木島愛 147
受肉の原理を超えて―マラルメ「カトリシスム」を中心に 熊谷謙介 161
クロード・シモン『農事詩』―歴史・書くこと・アマルガム 熊野鉄兵 173
『歌詞のない恋歌』における伝記的要素―非人称的詩法とヴェルレーヌの自己表象 倉方健作 189
心の病にみる個人と社会の関係―病跡研究によるルソー『孤独な散歩者の夢想』読解へのアプローチ 白川理恵 203
『愛の一ページ』と『生きる歓び』に見る、ゾラにおける家庭の母の役割―エレーヌとポーリーヌの分析を中心に 寺嶋美雪 219
アンドレ・ブルトンの自動記述の誕生―無償の言語と他者の言語の狭間で 中田健太郎 233
フランツ・ファノンの〈ネグリチュード 中村隆之 245
娼婦たちの受難劇―モーパッサン『メゾン・テリエ』に関する一考察 長谷川久礼満 261
ピエール・ルヴェルディのイマージュ論―「詩的現実」をめぐって 山口孝行 275
フランス語のジェロンディフについて―「ながら」節との比較考察 Noel Rodriguez 289
研究発表要旨2件 303