関東支部論集第13号

特別講演
和文仏訳の頭の中 大賀正喜 1
研究発表
『トレプレル集』収録ソチにおける言説の階層化と詩作技巧 ― 導入部を例にとって 黒岩卓 7
クロード・ヌリと『パンタグリュエル』 佐藤正樹 19
ボードレールにおける室内 鈴木雄志 31
ボードレール「七人の老人」における三つのアレゴリー 畠山達 47
フロベール『純な心』における感覚と空間 橋本由紀子 59
ロートレアモン『マルドロールの歌』における眠り ― 「第二の歌」および「第五の歌」の対照性をめぐって 西川葉澄 73
濫喩と命名 -- ランボーイリュミナシオン』試論 谷口清彦 87
プルーストにおける《croyance》 鈴木隆 99
ブレーズ・サンドラールの『パリ郊外』について 昼間賢 111
アンリ・ボスコ『猪』における風景の変容 ― リュブロン山の呼び声を聴くために 小暮豊 125
アンドレ・ブルトンの詩的小世界 前之園望 141
ミシェル・レリス「思い違い」についての考察 ― Le soldat vient de tomber 谷口亜沙子 157
ポーランからサルトルへ ― 『タルブの花』と『文学とはなにか』における編集者としての展望 竹内康史 173
音楽のしるしのもとに ― ジュリアン・グラックリヒャルト・ワーグナー 三ッ堀広一郎 189
書かれた声 ― マルグリット・デュラスの小説における会話 武田はるか 205
クレオールアレゴリー、自己翻訳、名づけの拒否 ― シモーヌ・シュワルツ=バルト『奇跡のテリュメに雨と風 大辻都 221
主語空所の概念によるフランス語のquiの統一的分析 酒井智宏 237
研究発表要旨 7編 251