2009年度関東支部大会(成城大学)
2009年度日本フランス語フランス文学会関東支部大会を下記のとおり開催いたします。お忙しい折かとは存じますが、奮ってご参加ください。
日時 2010年3月20日(土) 10:15〜19:00
会場 成城大学 東京都世田谷区成城6−1−20
受付 10:00〜15:30 3号館 1階エントランス・ホール
大会費 1,000円
懇親会会場 7号館地下 ラウンジ
懇親会費 3,000円(学生会員は1,000円)
開会式 10:15〜10:30 3号館321教室
司会 永井典克(成城大学)
支部長挨拶 小倉孝誠(慶應義塾大学)
主催校挨拶 北山研二(成城大学)
(なお、昼食につきましては、学外の飲食店あるいはコンビニエンスストアをご利用ください)
分科会(午前の部 10:30〜12:40)
第1分科会 17世紀・18世紀 (3号館32A)
司会:一之瀬正興(成城大学)
1.シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』について —— ストラパローラ『幸せ者コンスタンタンの雌猫』との比較を通じて
岡田彩香(青山学院大学大学院博士課程)
2.演戯の視点からみるマリヴォー『悔い改めた伊達男』
奥香織(早稲田大学大学院博士課程)
第2分科会 19世紀(1) (3号館32B)
司会:大矢タカヤス(東京学芸大学名誉教授)
1.バルザック『セラフィタ』における聖書
大須賀沙織 (日本学術振興会特別研究員・早稲田大学大学院博士課程)
2.フロベール 『聖アントワヌの誘惑』における幻覚
林健太郎 (東京大学大学院博士課程)
休憩(10分)
3.モーパッサンと「7月14日」
長谷川久礼満 (明治学院大学非常勤講師)
4.アナトール・フランスにおける知性と狂気
澁谷与文 (学習院大学・パリ・ディドロ大学博士課程)
第3分科会 19世紀(2) (3号館32C)
司会:海老根龍介(白百合女子大学)
1.散文詩におけるピトレスク:ベルトラン、ボードレール、ランボー
谷口円香 (東京大学大学院博士課程)
2.詩人の眼差し ——ステファヌ・マラルメ「見世物中断」を中心に
坂口周輔 (東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
3.マラルメにおけるロイ・フラーの問題 ——「もうひとつの舞踊論」より
村上由美 (早稲田大学大学院博士課程)
第4分科会 20世紀(1) (3号館32D)
司会:坂原眞里(青山学院大学・日本赤十字看護大学非常勤講師)
1.アントナン・アルトー『芸術と死』における二つのイメージ —— 思考の不可能性から「ともに思考する」試みへ
熊木淳 (日本学術振興会特別研究員)
2.恐怖とユーモア —— アントナン・アルトーにおける演劇論の射程
堀切克洋(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
3.アントナン・アルトーの物語作品における絵画の影響をめぐって
稲葉剛 (早稲田大学大学院博士課程)
第5分科会 20世紀(2) (3号館32E)
司会:鈴木雅雄(早稲田大学)
1.アンドレ・ブルトン『通底器』における思考と「私」
嘉瀬薫 (筑波大学大学院)
2.アンドレ・ブルトンのオブジェについて
進藤久乃 (学習院大学大学院博士課程)
休憩(10分)
司会:岩野卓司(明治大学)
3.スキャンダルの失効 —— ジョルジュ・バタイユ『マダム・エドワルダ』について
大池惣太郎(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
4.ジョルジュ・バタイユの『松かさの眼』 草稿における人間
長井文 (パリ第四大学博士課程在籍)
分科会(午後の部 14:30〜16:00)
第6分科会 中世 (3号館32A)
司会:横山安由美(フェリス女学院大学)
1.響かぬ嘆き —— アラン・シャルチエ散文作品におけるmurmureの意義 ——
影山緑子(早稲田大学大学院博士課程)
2.賽を握る女 —— ブランジアンの雄弁と沈黙 ——
上杉恭子(東京大学大学院博士課程)
第7分科会 19世紀(3) (3号館32B)
司会:大出敦(慶應義塾塾大学)
1.ジュール・ユレのアンケートにおける世代の諸相 —— 小説の断絶と連鎖 ——
田中琢三(フェリス女学院大学非常勤講師)
2.「高踏派」の擁護と顕揚 —— 『文学の進展に関するアンケート』をめぐって ——
倉方健作(日本学術振興会特別研究員)
司会:金原礼子(白百合女子大学非常勤講師)
3.ドビュッシーの音楽と文学 —— アンドレ・シュアレスの音楽批評を中心に
岡本尚子(トゥール大学博士課程修了)
第8分科会 19世紀(4) (3号館32C)
司会:白井恵一(東京女子大学)
1.1820年代の〈コント〉 —— 『フランス書誌』をひもとく
谷本道昭(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
2.ネルヴァルと風景
比気千晶(慶應義塾大学大学院博士課程)
3.『鍾乳石』に見るテオドール・ド・バンヴィルのリリスムの諸相
五味田泰(慶應義塾大学大学院博士課程)
総会 (16:10〜16:40) 3号館321教室
議長:有田英也(成城大学)
懇親会(17:00〜19:00) 7号館地下ラウンジ
主催校挨拶:一之瀬正興(成城大学)
2009年度関東支部大会研究発表についてのお知らせ
日本フランス語フランス文学会関東支部では、来る2010年3月20日(土)、成城大学キャンパスにおいて支部大会を開催する予定です。つきましては、研究発表をご希望の方は下記によりお申し込み下さい。
記
1. 氏名、所属、職名(氏名にはふりがなをつけ、大学院生は「○士課程在籍・修了・退学」とお書き下さい)
2. 題名
3. 発表形式(日本語あるいはフランス語)
4. 連絡先の住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレス
5. 申し込み先
メールの場合
メールの件名に「研究発表申し込み」と入れて下さい。
申し込み後、2日以内に受付完了の返事が来ない場合、メールが届いていない可能性がありますので、学会事務局にお問い合わせください。
6. 申し込み期間 2009年9月1日〜11月27日(金)必着
なお、研究発表をするには2009年度に日本フランス語フランス文学会本会、あるいは学会関東支部のいずれかに入会している必要があります。未入会の方は、2009年度については以下の方法で関東支部に入会して下さい。2010年度からは学会本会に入会(関東支部には自動的に同時入会となります)することを期待します。
関東支部のみの入会方法:2009年度から入会する旨を、郵便または電子メールであらかじめ伝えた上で、2009年度の年会費2,000円を支部大会当日に受付でお支払い下さい。
以上
ニュース132号
1)2007年度関東支部大会(学習院大学)での研究発表をもとに、『関東支部論集』第17号を刊行した。論文21本、レジュメ17本を収録。
2)2008年度関東支部大会を2009年3月14日、法政大学市ヶ谷キャンパスにて開催。20件の研究発表が行われた。大会参加者は112名、懇親会にも70名あまりが出席して盛会であった。
3)当日の支部総会において、新しい関東支部長に小倉孝誠氏が選出された(任期は2009/2010年)。さらに2009年度の支部代表幹事に山下誠氏が選ばれたほか、新たな支部役員も選任された。また、支部規約の一部を改正した。
4)2009年度関東支部大会は、2010年3月20日(土)に、成城大学で開催の予定。大会実行委員長は北山研二氏、開催校代表幹事は永井典克氏。
(前支部長 川瀬武夫)
支部大会でのお忘れ物
3月14日の法政大学での支部大会で黒の筆記具入れの忘れ物をした方は、sjllfkanto@gmail.comにご連絡ください。
2008年度関東支部大会(法政大学)
2008年度日本フランス語フランス文学会関東支部大会を下記のとおり開催いたします。お忙しい折かとは存じますが、奮ってご参加ください。
日時 2009年3月14日(土) 10:30〜19:00
会場 法政大学 千代田区富士見2−17−1
受付 10:00〜15:30 富士見坂校舎 3F
大会費 1,000円
懇親会会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
懇親会費 7,000円(学生会員は4,000円)
開会式 10:30〜10:45 富士見坂校舎 F309
司会 山下 誠(法政大学)
支部長挨拶 川瀬武夫(早稲田大学)
主催校挨拶 白井泰隆(法政大学)
(なお、昼食につきましては、学外の飲食店あるいはコンビニエンスストアをご利用ください)
分科会(午前の部 11:00〜12:30)
第1分科会 19世紀(富士見坂校舎 F301)
司会:永見文雄 (中央大学)
1.ルソーの父親像
井関麻帆 (パリ第7大学博士課程)
2.『演劇に関するダランベール氏への手紙』におけるルソーのポレミック
白川理恵(上智大学大学院博士課程)
第2分科会 19世紀・20世紀(1) (富士見坂校舎 F302)
司会:吉村和明(上智大学)
1.ボードレールのユゴー 1860年前後の韻文詩篇とユゴー論
大島ゆい (慶応義塾大学大学院博士課程)
2.フランシス・ポンジュにおける意味の厚み―「蝋燭」をめぐって
綾部麻美 (慶応義塾大学大学院博士課程)
3.享楽する真理―フランシス・ポンジュ「物喜び」と「物遊び」の体系的理解のためのプロレゴーメナ
梶田裕 (学術振興会特別研究員・早稲田大学博士課程)
第3分科会 19世紀・20世紀(2) (富士見坂校舎 F303)
司会:湯沢英彦(明治学院大学)
1.マルセル・シュウォブとアナーキズム
鈴木重周 (横浜市立大学大学院博士課程)
2.アナトール・フランスにおける剽窃の見方
澁谷与文 (学習院大学大学院博士課程)
3.プルーストと愛好家
浅間哲平 (東京大学大学院博士課程)
第4分科会 20世紀(1) (富士見坂校舎 F304)
司会:岡村民夫(法政大学)
1.動詞をめぐるベケットの文体探求―『名づけえぬもの』から『なく』へ―
鈴木哲平 (日本学術振興会特別研究員)
2.マルグリット・デュラス『破壊しに、と彼女は言う』―映画とともに書くことへ向けて
岡本澄子 (東京大学大学院博士課程)
分科会(午後の部 14:00〜15:30)
第5分科会 語学 (富士見坂校舎 F301)
司会:青井明(国際基督教大学)
1.直接目的補語に現れる文照応詞 ça と le の違いについて -dire ça vs le dire-
稲葉 梨恵 (筑波大学大学院博士課程)
2.視覚動詞の自動詞的用法について-voirとregarderの対比を通じて-
木島愛 (筑波大学大学院博士課程・フランシュ・コンテ大学博士課程)
第6分科会 19世紀 (富士見坂校舎 F302)
司会:小倉孝誠(慶応義塾大学)
1.シャトーブリアン『殉教者たち』について
高橋久美 (早稲田大学大学院博士課程)
2.バルザック『セラフィタ』におけるスウェーデンボルグ―『真のキリスト教』との関連を中心として―
大須賀沙織 (日本学術振興会特別研究員・早稲田大学博士課程)
3.「群衆と迫害される女性」−バルベー・ドールヴィイ『呪縛された女』とモーパッサン『マダム・バチスト』について-
長谷川 久礼満 (明治学院大学非常勤講師)
第7分科会 20世紀(2) (富士見坂校舎 F303)
司会:合田正人(明治大学)
1.サディスムとマゾヒスム―サルトルにおける愛の形について
竹本研史 (東京大学大学院博士課程)
2.ジョルジュ・バタイユと回帰の文学
石川学 (東京大学大学院博士課程)
3.言語と死―モーリス・ブランショとブリス・パラン―
門間広明 (早稲田大学助手)
総会 (15:45〜16:45)
富士見坂校舎 F309
議長:安藤俊次(法政大学)
懇親会(17:30〜19:30)
アルカディア市ヶ谷(私学会館)
主催校挨拶:安藤俊次(法政大学)